1ヶ月ぐらい前まで彼女がいた。
ネットで「寂しい」的なメッセージを見かけたので、何の気なしにメールしたのが始まりだった。
メールを重ねるうちに、だんだんメールを待ち遠しく感じるようになった。
でも、楽しいばっかりじゃなかった。
彼女にも旦那と子供がいたんだけど、その旦那がいい感じのロクデナシだった。
ロクデナシと言っても、アル中とか暴力的なものではなく、女癖が最悪なんだそうだ。
曰く、「家に泊まりに来た彼女の友達に手を出した」「他に彼女がいる」「全然帰ってこない」などなどなど。
曰く、「あまり食事していない」「お酒を飲まないと眠れなくなってしまった」「リスカしてしまった」「どうしたらいいかわからない」。
旦那の浮気が本気になって、ある日突然捨てられるんじゃないかって不安に感じてるようだった。
そんな相談ともグチともつかないような話題を交えながらも、メールは楽しかった。
何日もしないうちに「会おう」ということになった。
初めて見た彼女は、先にもらってた写メよりも、ずっと可愛かった。
人目を避けたいのと、ほとんど時間がなかったこともあって、カラオケに行った。
話の途中、ちょっとしたきっかけからキスをした。
その後のメールは、どんどんイチャイチャ路線に変わっていった。
お互いに、どれだけ大事に思ってるかを甘ったるく言い合ったり、次に会ったときのことを話したり、グチったり、アホな話したり。。
本当に楽しかった。
ある日突然メールの返事が来なくなった。
そして「俺と彼女の関係が彼女の旦那にバレた」「今までのメールを全部旦那に読まれた」「旦那は超嫉妬深いので大変なことになっている」「彼女に何か伝えたいことがあるなら伝えてやる」と書いてきた。
物凄い衝撃を受けた。
彼女に会えなくなってしまったってことよりも、自分の環境に影響が及ぶんじゃないかってことに。
訴訟のことも調べた。
幸か不幸か、肉体関係はなかった。不貞にはならない公算が高いんだそうだ。
ここまで確認して気付いた。
ただでさえ旦那のことで悩んで、そのストレスの向かうところが俺だったのに。
彼女の精神状態を想像すると、居ても立ってもいられなくなった。
でも、自分の環境を壊すようなリスクを負ってまで行動を起こせなかった。
旦那の自演かもしれない「彼女の友達」になんて本当の気持ちを託せなかった。
ありきたりなこと、あたりさわりのないことに加え、もう会わない。メールしない。って書いた。
本当に「彼女の友達」だった時に、彼女への追い討ちになる言葉かもしれないって思いながら。
後は自己嫌悪ぐらいしかすることがなかった。
1ヶ月も経ってこんなこと書いてるのは、ほとんど誰にも話したことがなかったから、誰かに、どこかに吐き出したかったから。
それで、未だに感じる焦燥感が収まるかも知れないと思ったから。
自分から何かを発信することで、彼女が見つけてくれるかもしれない。。なんて期待とも呼べないような微かな思いがあるから。
ウザ。
増田はメタクソに批判されると予想。予想ワード:「自己陶酔」
むしろ「ただのバカ」だと思った
旦那の自演かもしれない「彼女の友達」になんて本当の気持ちを託せなかった。 それ旦那じゃなくて彼女自身だったりして あなたがどんな風に思ってるか知りたかったとか