インターネットの各所で話題になっている“わたし彼女”ですが、お前ら、なんであの小説があんな文体で書かれているのかわかっていないで書いているとすれば本当の馬鹿だ。まあ、冒頭の文はみんなもう読んでるとおもうから、省略するとして、以下のあとがきの文章をまず読んでくれ。
ここまで読んでくれた皆様に大変感謝いたします。
お疲れ様でございました。
本当にありがとうございます。
書いていて
違う…こんな事書きたい訳じゃない
やっぱりこんなの面白くないなぁと
途中
でも無事に完結出来て本当に嬉しく思いました。
読んでくれた皆様の
コメントくれた皆様の
お陰だと
あたくし本当に思います。
何度お礼を言っても
足りません(;Д;)
本当にありがとうございます。
読みやすいお話を書きたかった
分かりやすいお話を書きたかった
だけど
書いて気付いた
感情伝わってる?
はてしなく不安がつのりました。
だけど、伝わっていないのは自分の力が無いだけで読んでくれる皆様は何にも悪くない!
そぉ思いとにかく一生懸命書かせてもらいました。
行間をつめたりはしたけれども、あとがきの分をそのまま掲載した。これをみてもらって分かると思うけど、この文章は結構普通の文だ。(太字は筆者註)つまりこのことから、あの小説本文の文章は、“意図的に”書かれたものだということが分かると思う。
じゃあ、何故、本文の文章は、あんな風に、意図的に、一行の、文章が、1??3単語で、副詞がなく、5行に、一回、「みたいな?」が、はいるのか。
一部では“携帯電話で見たとき、スクロールしながら読めるように最適化されてる”って言われてるけど、読みにくいだろ?実際。それ本気でいってるの?自分の感覚でいうと、単語単語で切られてる短い文章をぶつ切りで読まされるよりは長い文章にして改行なしに一気に読んだほうが読みやすいとおもってる。試してみたところ、村上龍の昔の小説、コインロッカーベイビーズの時みたいな改行を一切しないで変質的に一つの分で息もつかさないように、一気に読まされる文章のほうが今の話題の携帯小説の文章よりも格段に読みやすかった。試してみるといい。
理由はひとつ。
それは「携帯で小説を読むメインの層の思考のトレースをしたらそうなった」そしてそれはつまり、その“層の思考が2bit”だってこと。
まあ、これを読んでるひともちょっと考えてもらえると分かるんだけれども、脳内でモノを考える時の文章ってあるじゃん。“あれがこうなってこうなって??”とか“今日は○○を処理してそれをするにはまず××と△△に連絡を??”とか。そういう脳内でものを考える時の思考の文章がそもそも携帯小説を読んでいる層では
家に
帰る間
鳴らない
持って歩いた
トモから
連絡が
来るように
だけど
もぉ
夜中
それでも
来るんじゃないかと
少しでも
信じてた
もちろん
くる
ハズ
ないんだけど
っていう脳内思考の単語と、処理速度になってる。いや、マジに。
自分、仕事で、結構若い連中と仕事をすることが多いんだけど、彼らの思考、というか話しかたがこんな感じ。
こっちから説明しても、一回に話す単語が3つを超えると急に処理速度が落ちる。CPUの小さなパソコンで思いアプリを動かしているような感じ。
多分、これが、一番、ストレスなく処理できる文章なんだと思う。