たとえば馬の文化から車の文化に社会が変化したとき、馬具職人ってかなり失業したのよ。
エルメスはフランスの会社だけど、馬具職人から革職人になって、新路線を確立してからコングリマロット路線を突き進んでいく。
ここで問題になるのは、日本でブランド品を目の敵にしている連中って
「ブランド品ってのは、ヨーロッパでは持つべき人が持っていて云々」と言っているんだけど、
当のヨーロッパ各ブランド会社じゃそんな特定の「持つべき人」なんて意識はとっくの昔に捨てていて、
「富裕」な「大衆」に販売して利益を得る路線にシフトしているのな。
大衆の中にも(権力階級には及ばないとしても)金持ちとあまりお金を持っていない層とかに、別れているんだよな。
岡田斗司夫あたりが何度も言ってるんだけど、階級社会から階層社会に移っているのは先進国では当たり前のことなんだけど、日本じゃ他に言う人がいないんだよなぁ。岡田がサブカルの人間だからかしら。
もっともこの時代は賃金もまた安かったのですがこういう生活にかかる負担が少ないため贅沢しなければあくせく働かなくても充分生活ができてしまった。そのためなのかその日暮らし...
イギリスは今でもそんな感じ。 貴族の息子が、貴族になるように、 職人の息子は、やはり職人になるし、 医者の息子は、やはり医者になる。 それぞれの階級から逸脱するような人生は...
階級っつーのもかなり曖昧な概念であって、 たとえば馬の文化から車の文化に社会が変化したとき、馬具職人ってかなり失業したのよ。 エルメスはフランスの会社だけど、馬具職人から...
高度経済成長期の日本でも、「身の程」はキーワードだったと思うよ。
俺の記憶している限りでは、そんなことはまったくなかったぞ。