http://anond.hatelabo.jp/20080819001353 を書いた元増田です。
読んでくれた人、ブクマやトラバしてくれた人ありがとう。なんか泣けた。
「あれ、おいら、なに泣いてんだw」とか思ったけど、涙が止まらなかった。本当にありがとう。
んで、思ったんだ。
おかんのことを奇異の目で見られたり、にーちゃんのことを変な目で見られたりするのが怖くてさ、ずっと誰にも言えなかったんだって。
でも、誰かにずっと聞いて欲しかったんだって。
それで、ごめん。また聞いてくれないか(´・ω・`)
今朝おかんは「偉い人に見てもらってくる!」と言い残して出かけて行った。
偉い人って誰だよ、何を見てもらうんだよ、どこに行くんだよ、いつ帰ってくるんだよ。
よく分からないことだらけだったけど、でも黙って見送った。
だから夕飯はおとんと二人で食べた。(あ、にーちゃんは自分の部屋引きこもりだからな。)
おとんは典型的な昔気質な人で、余計なことはしゃべらない。夕飯中もほとんどしゃべらなかった。
思えばおとんは、にーちゃんが倒れたときも、おかんが「先祖がうんぬんかんぬん」とか言い出したときも、今朝おかんが出かけて行くときも黙ってた。
言いたいことが無かったのか、言うべきことが無かったのか、現実は現実としてあるがままを受け入れるもんだと悟ってるのか、それともおかんと同じように考えているのか…。
よく分からないけど、とにかくおとんは黙ってた。20年間ずっとな。
ただ、たまに二人きりになると「お前はどう思う?」とか聞いてきた。
それにおいらがどう答えても、おとん自身の考えは教えてくれないんだけどさ。
だからあれはおいらに聞いてるんじゃなくて、聞いているように見せかけて自分自身に問いかけてたんだと思う。
おいらが風呂に入ってるとき、おとんの声が聞こえてきたんだ。うちは古くて狭いし、しかもおとんは電話になると異常に声がでかくなる。
だからおとんの声が全部聞こえた。
おとんの電話相手はおとんの姉(おいらから見ればおばさん)だった。
「なんだかよく分からねーんだけどよ、今日も“偉い人に見てもらう”とか言って出かけて行った」
「おれは正直分からねーな。つか、信じられねーよ」「はっきり言って、異常だよ」
「はっきり言って、異常だよ」。
これを聞いたとき、心臓がぎゅっとなった。
おとんはずっと黙ってたけど、それは決して肯定の意味で黙ってたんじゃないのな。つか、おとんはおかんのことを「異常」だと思ってたんだな。
いやいや、おとん。あんたはおかんの夫だろ。にーちゃんの父親だろ。
にーちゃんが病気で倒れたとき、後遺症で苦しんでるとき、それを見ておかんが思いつめていたとき、あんた何かしたかよ。
何か言ってやったかよ。にーちゃんのこと、ずっとおかんにまかせっきりじゃないか。
異常とか言ってる暇があるなら、おかんに、にーちゃんに何か言ってやれよ。一緒に考えてやれよ。
この20年何してたんだよ。
うん、風呂に入ってたから思っただけだ。おとんには言ってない。
おかんとケンカしてからおいらもいろいろ考えててさ。だから割とすぐに冷静になった。
だからこれ以上おかんの言ってることを否定しておかんを追い詰めたくなかったんだな。
親の愛と同じように、夫の愛も盲目的だな。
それとも「今さら何を言ってもムダ」というあきらめの境地なのだろうか。
おとん個人としては、おかんの信心を否定したいんだと思う。電話中、何度も「おれは信じない」「おれは信じていない」「あんなの信じられない」という声が聞こえてきたし。
おいらはどうしたらいいんだろう。
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http://anond.hatelabo.jp/20080826233030 を書いた元増田です。 これを書いてからまたいろいろ考えたんだ。 あれを書いたとき、自分は自分のことを冷静だと思ったんだけど、でも今思うと...
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