中3のときに、友達が一人死んだ。心臓発作で急死。冬でな。体育の時間に、準備運動代わりにちょっとランニングしたら倒れたまま動かなくなった。このことを朝○新聞が地元版の記事にのっけた。今でもこの新聞許せないけどね。誰の責任でもなかったの、みんなわかってるから。その体育の先生はやさしくなったってことになってるけどさ。たぶん、いま流行の医者いじめや学校教師いじめのはしりだったんだろう。ほんと、朝○は絶対に許さない。許せないよ。
友達はな、前日まで本当に元気でね。僕をからかってたんだ。死ぬ前の日だって休み時間中にわざわざ僕をからかいに来たのを、今だって覚えてるよ。忘れられないよ。そりゃ。翌日死ぬとは思ってないんだもの。
それでも彼が死んだすぐあとは、その意味がよくわからなかった。正直言って。でもだんだん分かってきた。ヤツは、酒も女もしらずに死んだんだ。ようはそういうことだよ。今でも酔っ払ったときにはヤツのことを思い出す。心の中に生きているような気がするし、すぐそばで「やーい」って言ってるような気がする。ご両親の心中を思うと、じっとしていられない。
記事を読んで、ちょっと黙ってられなかったから、書いた。涙がこらえきれない。分かるか、84年うまれの若者ども。