2008-07-16

言葉の壁は法律の壁

僕は大学院でとある留学生のチューターをやっています。

チューターって何かっていうと、要するに世話係みたいなものです。

その留学生日本語勉強したことがありません。

日本語勉強したことがないのになんで日本に来ているんでしょう??

最近このことが甚だ疑問で仕方がありません。

逆の考え方で「日本人が他の言語勉強すればいいのだ!」と言えばそれまでかもしれません。

だけどもこれから先数年間、日本語で議論をしたり、日本語講義を聞いたりするのに

日本語を知らなくてやっていけるのかどうか、首を傾げてしまいます。

その留学生は国費留学生で、国費を受ける審査の時に日本語能力を確かめる項目はないそうです。

それに対して日本人海外留学する場合はどうでしょうか。

アメリカ大学に入学する場合、TOEFL iBT 80以上

大学院の場合は100以上のスコアが必要だと言われています。

受けた人はわかると思うのですが、これって日本人にとっては結構ハードルの高いスコアです。

けれども留学中のことを考えると、このスコアに見合った英語力だけでは足りません。

日本から海外留学する場合の条件は結構シビアなのに対して、

海外学生日本留学する場合には、(言語力に対して)そんなにシビアな条件を提示されないのはなんででしょう?

ネイティブと同程度の日本語力を求めるとはいいませんが、正直な話、ある程度日本語勉強してから来いよ!って言いたい気分です。

  • 英語さえ出来れば日本人と意思疎通が出来るからでは? 日本人が英語圏以外の外国に留学する時は、現地語の語学力はどれ位必要とされているんだろう。

  • そういうのは受け入れ先の基準によるから、普遍的な話じゃないよ。 あと英語さえ出来れば現地語は不問という受け入れ条件て、割とあるよ。英語圏じゃないとこに行きたい場合は、結...

    • >英語さえ出来れば現地語は不問 確かにありがたい条件だと思いますけど この条件に甘えてほしくはないですねー

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