まさに元増田が自分で言っているわけだが、雇用のときに聞いちゃダメなことが多いのにどうしてやっていけるかと言えば、前提とする人間観が違うから。「人間は使ってみることではじめて価値が決まる」と見るか、「人間はその属性によって価値が決まる」と見るか。丸山眞男ふうに言えば、「する」価値と「である」価値の違い。
アメリカの企業面接なんかで聞いちゃいけないことが厳しく規定されているのは、もちろん黒人差別などの具体的歴史的な問題も背景にあるが、やはり根本的な人間観が上記前者のようなパフォーマンス・ヴァリュー(性能価値、利用価値)に基づいていることが大きい。なんと言ってもアメリカは貴族(典型的な属性価値に基づく存在)のいないところから出発したわけだからね。もちろんそれだけに、使えないとわかればあっさり首を切られてしまうような雇用の流動性が楯の半面としてあるわけだけど。
まあ、日本の場合は、雇用の流動性はまだ大きくないし、相変わらず属性で人の価値を判断する思考様式が強く残ってるから、元増田みたいな不満や憂いが出てくるのは十分わかるんだけど、企業面接でのNG質問がたんに差別問題への配慮だけじゃないってことは覚えておいたほうがいいと思う。人間のありかた、ひいては社会のありかたに関わる話だから。
血液型とか占いでもう採用するしかねえんだよ。日本の雇用は。 マジやべぇ。日本終わりすぎ。 誰だかわからない人を形容するとき「どこの誰それ」というじゃない。 でもな、まず面...
サラブレッドと道産子馬とを走らせてみるまでわかんねぇっつうの。 まさに元増田が自分で言っているわけだが、雇用のときに聞いちゃダメなことが多いのにどうしてやっていけるか...
アメリカの雇用でもまともなとこじゃ出身、既婚未婚、家族構成、年齢、性別を無理に聞いてはいけない。 常識だろ。