一種類しかモデルなかった昔に比べれば、現代はまだマシになったと思うが。昔は「一家の家長たる強い男」が唯一のモデルで、それになれない男は女にも劣るダメ男だという烙印を押されてた。昔の男尊女卑文化は、男なら無条件で尊敬され優遇されるかというとそうではなく、「男」としての役割を果たさない男は男社会からも軽蔑され、「あんな男のところへはうちの娘を嫁にはやれん」などと言われ、結婚から締め出された。
対して現代では、相変わらず強い男を望む女もいれば、「主夫」を望む女もいる。男も女も、恋愛対象となるモデルが多様化してきた。求められるモデルやニーズが多くなり、幅広くカバーできるようになった分、昔よりはいい社会になったと思うよ。
まあそれでも、「相手のニーズを満たす」という部分は変わってないんだけどね。ニーズが多様化しただけで。やっぱり、自分が一方的に相手に満たしてもらうのではなく、こっちも何かしら相手の望んでいるものを提供しないことには恋愛できないというのは、今も昔も変わらない。
それと、現実は、生まれついての超イケメンや絶世の美女でなければ恋愛できないというわけではない。そこそこの恋愛くらいなら、大した外見を持ってなくてもできる。周りの既婚者を見てみれば、世の中それほどクソゲーでもないということがわかるよ。
非モテが非モテたる理由は、恋愛したいという気持ちより、恋愛するための努力をしたくないという気持ちが勝っているからだと思う。そして、何故だか知らないが、「努力しない自分」を認識したくないらしい。素直に「恋愛したいけど、努力するのが死ぬほどめんどいんだよね」とは言わない。
「あいつはたまたまモテる要素を授かった。自分はたまたまモテる要素を授からなかった。世間とはそういうふうにできていて、あいつは自分が優遇されていることを知らない」というクソゲー的例えを持ち出してくるのも、努力じゃどうにもならないってことにして、「だから自分は努力してもしょうがない(=努力しなくていい)」っていうふうにしたいんだと思う。「今モテてるやつは、努力してモテるようになった」とは考えない。
そういう、「見えないものは無いもの」的な思考も、非モテが非モテたる理由の一つかもな。「努力しない自分」を認識することを避けるために、相手の影の努力を推し量る思考がない。他にも、恋愛できている人も、もしかしたら恋愛以外のところで深刻な悩みを抱えているかもしれないとは考えず、「非モテの俺は世界一かわいそう。恋愛できているお前は不幸とは無縁で優遇されている(だから俺に気を使え)」という「見えないものは無いもの」も、非モテによくある思考だな。
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マリオカートにデイジーが登場しているのか。 64の頃とは隔世の感があるな。