2008-04-10

力には責任を求めるべきである

目に付いたんで書いておこう。

なお、初めに断っておくが、以下はプリンスホテルの対応の是非を述べたものではない。プリンスホテルの対応の是非において営利団体とか企業である事を理由とする事の是非を述べたものである。

いつから一営利企業は自らの損害も省みず言論やら集会やらの自由のために戦わないといけなくなったんだ?誰が、どんな資格で彼らにそれを強制できる?

責任転嫁も大概にしておけ

私は「一営利企業」を盾に逃げてはならないと考える。逃げてもよいか戦うべきかは、個人・企業営利などが理由になるわけではなく、自身や相手方、また起こった事件・事象などの、社会への影響力によって決まると思う。

つまり、「言論やら集会やらの自由」といった、社会的に影響のある事柄について、力のない個人や団体なら逃げてもよいが、経済力や発言力など、何かしらの力を持つものは立ち向かうべきだと思う。幾らかの損害があろうとも。

これらは、所謂市民社会福祉の名の下に行える権利であろう。

端的なのはマスコミ各社である。彼らも営利企業であるが、その大きな影響力には大きな責任を求めるべきであって、利益を求めてもよいが、それ以上に言論の自由は求めていただきたい。

他にも、大手と呼ばれる、大きな資本(経済力)を持つ企業には、率先して社会福祉に勤めていただきたいし、利益のために環境破壊してほしくない。

また、個人であろうとも同様で、大きな財力や権力、発言力を持つ人物が、安易な発言や行動をとれば批判される。元増田が批判するように。

プリンスホテルにそこまでの力や責任があるか?と問われると、私としてはわからない、となる。それほど詳しくないから。しかし、それなりに名の通ったホテルグループであることは知っている。だから、もう少し対応の仕方があったのでは?と、思う。それだけのブランド力は持っているだろう。

別の事例も少し。

つい最近バス車内で10分間の暴行の末に、人が殺されたという事件があった。これに対し、車内には他に30人が乗っていたが、誰もとめなかったとして批判があった。

刃物は持っていなかった様だが、暴力を振るうバカである。放置して正解であっただろうか。

30人を集団と捉えれば、ある程度の力を持つ集団である。一人の男くらいには立ち向かうべきであっただろう。しかし、個々は見ず知らずの他人と見れば、個人対個人であり、相手は人を殺すほどの力は持つ。放置して正解だったかもしれない。非番警官がいたら、なんら武器を持っていなくとも立ち向かうべきだったかもしれない。バス会社としては損害が出ても何とかすべきだったかもしれない。たとえダイヤが乱れたとしてもバスを止め、警察を呼ぶ、被害者に逃げる余地を与えるなど。

このように、(それは力の大きさに関連はするが)一企業一個人という理由ではなく、どれだけの力を持ち、したがって責任を負うべきかで見るべきだ。

記事への反応 -
  • ここまで酷い論理展開はさすがにありえん

    内田樹教授の「誰か教えて」というエントリーについて。 http://blog.tatsuru.com/2008/04/03_1313.php いくらなんでもこの論理展開はひどい。一読しただけで矛盾が見えるのはいくらなんでも稚拙...

    • 責任転嫁も大概にしておけ

      http://anond.hatelabo.jp/20080404073011 の続きで、内田樹教授のプリンスホテル批判について。 http://blog.tatsuru.com/2008/04/03_1313.php プリンスホテルの例にしても、靖国の映画の件にしても、言論の...

      • 力には責任を求めるべきである

        目に付いたんで書いておこう。 なお、初めに断っておくが、以下はプリンスホテルの対応の是非を述べたものではない。プリンスホテルの対応の是非において営利団体とか企業である事...

        • http://anond.hatelabo.jp/20080410103744

          大きな財力や権力、発言力を持つ人物が、安易な発言や行動をとれば批判される。 ネット自警団というのがいましてね、随分暴れていたんですよ。責任責任とか追求追求とか説明説明...

      • http://anond.hatelabo.jp/20080404081015

        声ばかり大きくておつむの小さい国粋主義者のせいで日本全体の言論の自由が脅かされているという問題をどう解決するか、だ。 国粋主義者をブロガーに置き換えていい時代だろう。 ...

      • Re:責任転嫁も大概にしておけ (ついでにデリヘルとか余計な話も

        言い分も多少わからなくないけど。 内田樹さんの文章に興味を惹かれたのは、ルワンダの支配人の行動の元となった考え方が身近な日本の問題と比較できるかもしれないという点だった...

      • http://anond.hatelabo.jp/20080404081015

        「言論の自由メモ」 内田先生の論理がアレなのはいつものことなのでどうでもいい。 が、言論の自由を守らないと民主主義が崩壊するので死ぬ気で守りましょう。 街宣車が軍歌を鳴らし...

    • http://anond.hatelabo.jp/20080404073011

      ルワンダのような極限状態で人助けをするには超人的な勇気が必要なので、そこまでは要求しない。 しかし、平時の日本においてさえ、プリンスホテルは躊躇いなく客を追い出した。 な...

    • http://anond.hatelabo.jp/20080404073011

      A. ルワンダのような極限状態で人助けをするには超人的な勇気が必要で、それを要求するのは無法。 Aの解釈が変。「このような超人的な勇気を持つべきだとは言わない」ということは...

    • 結論は正しいが過程が間違ってる

      内田樹さんのプリンスホテルの議論だが、http://anond.hatelabo.jp/20080404073011さんの議論は、結論は正しいが過程が間違っていると思う。 http://anond.hatelabo.jp/20080404073011さんによる内田さんの議...

    • http://anond.hatelabo.jp/20080404073011

      むしろ、ツチ族=受験生、政府軍=日教組と考えれば、プリンスはホテルマンとしての職務と全うしたと言えるだろう。

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