開発効率の名の元にプログラムは年々肥大化し、
それを取りまとめるだけのコストを支払う合理性さえも色褪せてしまった。
進展する記憶媒体の技術は
電子計算機(コンピュータ)の処理性能(キャパシティ)を
大幅(ドラスティック)に向上(ブレイク)させたが、
必要とされる要求仕様もまた脹れあがり、
かつての職人的技巧(ゴッドハンド)を駆使するようなプログラミング技術は
採算性の無さから廃れていってしまう。
世界を記す者、それはプログラマ。
膨大なライブラリとツールを駆使して、理想のためにコードを入力する。
今日、入力するコードが世界を変えることは無い。
だが、いつか世界を変えることのできるコードを入力するために
日々、黙々と作業する。
そして、栄光のゴッドハンドを手に入れたとき、
そして、そのゴッドハンドを以ってプログラムを書こうとするとき
絶対的な時の壁(タイムレフトトゥーリブ)が迫っていることを知り、
絶望に打ちひしがれることになる。
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