利息も国債発行で借り換え続けるだけのこと。2億返すなら2億借りたらいいだけ。
公債を発行し続けて財政破綻しないためにはドーマー条件を満たす必要がある。
上記の議論が依拠するのは、ドーマーの定理という政府債務の収束条件に関する考え方である。
まず、財政が破綻しないための原則として、公債残高(国債発行残高)の対名目GDP 比率を一定割合に管理することを考えよう。
(中略)
この式で示された債務負担の変化がゼロ以下になって、債務負担が収束していくためには、
0≧PB/Y+(利子率―名目成長率)×B/Y
という条件式を満たす必要になる。
つまり、日本の政府債務の持続性を保つには、??プライマリーバランスを黒字化(PB≧0)することに加えて、??名目成長率が利子率を上回っている状態(利子率―名目成長率≧0)が必要ということになる。
0≧PB/Y 0≧利子率―名目成長率
一般にドーマーの定理と言われるのは、後者の式だ。
日本の債務負担をどうやって管理するかを考えると、2011 年度までにプライマリーバランスを均衡しても、利子率が名目成長率を上回っている分だけ、増税で債務を減らさないと、債務残高の相対的規模を管理できないということになる。
というわけで、ドーマー条件を考慮せずに公債管理を議論するのは無意味。
ドーマー条件とかよく持ち出されるがたった一年でもその条件満たさなかったら破綻するともいうわけでもない。 実際十年以上満たし続けてないはず。 これを20年とか50年とか100年続けた...