2008-03-28

育児ノイローゼを実感してみる

もし、あなたが働いているなら。

上司の厳命を受けて24時間365日、休みなしに会社で働くことを想像して欲しい。

常に監視を受けているので一服しに出ることもできない。昼休みもない、それどころか食事だって自分で用意するしかない。

睡眠時間は与えられているが、2時間おきに瑣事を言いつけられて起こされる。

こんな状態で3年ぐらい生活したら、誰だっておかしくなってくる。上司殺意を抱いたり、殺して捕まるぐらいならいっそ自殺しようと思いつめたり。

赤児を育てるのって、そういう感じだ。こちらの都合は一切通じない。上司と違って憎んでなどいない、愛しているのだけれど、それでも殺意を止められない。

ストレス源ははっきりしているから、自己の保存本能がその排除を求めるのは当然だ。殺したいなんて思ってもいないのに、ふと気づくと首に手がかかってたりする。

あなたが夫なら、できれば帰宅後や休日にはなるべく世話を代わってあげて、奥さんを開放してやって欲しい。自分だって疲れてるのに、と思うかも知れないけれど、多分育児よりキツい仕事をしている人はほとんどいないから。……まあ自分が潰れてしまっては元も子もないから、そこそこに。

予想される反論

昔からみんな同じ条件で立派に育ててきたのだから、できないのは甘えだという人へ。

つい60年ぐらい前までは数世帯同居が一般的で、母親子供を祖母などに任せて働くことが結構多かった。それはそれで体にキツいことではあるけれど、少なくとも精神的には随分楽だ。

それに近隣世帯が共同体として機能していたから、「ちょっと預けて用事を済ます」ようなこともできた。

育児ノイローゼが目立ってきたのは高度経済成長期以降、つまり核家族化が進んでから。

今では共同体が機能してないので、代わりに保育所が有償で預かってくれたりする。でも利用者は多いのにキャパシティが足りなくて1ヶ月以上前から予約で埋まってたりしてあんまり助けになってない。

育児サークル

人づきあいが苦でなければ、地域の子育てサークルに加わるという手もある。みんなで子供の面倒を見て、ちょっと預けて買い物に出たりもできる。子供同士で遊んでくれるし、互いの刺激で成長し易い面もあるのでおすすめ

ただ……女性同士のつき合いって結構面倒なんだよね。

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