ホテル・ルワンダを見た後に感じた憤りはいつのまにか忘れていた。
シティー・オブ・ゴッドを見た時には、自分の送っている生活とはあまりにもかけ離れた環境はあまりにも非現実的に思えた。
イタリア旅行したときに見たアドリア海の向こうにはユーゴスラビアがあって、テレビの中で見た空爆が少し現実味を帯びたけど、それも結局はそれだけ。
雪山を越える人々が狙撃される映像を見たときも僕には何もできなかった。
今回の事も、半年後にはまた忘れるだろう。そしてまたふとしたときに思い出して、無力感を感じるんだろう。
もちろんこれは僕の戦いではなくて、彼らのものだから誰かが、砂漠好きの某超大国のように直接的行動にでるのはお門違いだ。
先日飲みの席で中国人女性になじられた。60年前の祖父の世代の蛮行で。
でも彼女は知っているのだろうか?過去形ではなく現在進行形で彼女の世代がそれを行っていることを。
無知は知でなく、罪だ.