2008-03-05

WEB屋底辺の品格

俺しがないWEB屋なんだけど、とあるWEBアプリケーションを頼まれで作ったときの話。

何でもやるIT土方なので、本当はデザインからシステムまで全部こっちで引き受けたいところなんだけど、発注側(代理店)が最初から勝手に「このイメージでいく」とクライアントに提出してて引っ込みつかなかったらしく、デザインに関しては別のWEB制作業者を入れ込んできた。

早速デザインイラレであがってきたのだがこれがひどい。

CMYKなのは許すとして、単位が全てmm。しかも整数になってないので手で適当に置いたのがバレバレ。

もしかしてpxに変換すると整数になるのかもしれないと期待してみたが、案の定、もっと酷い状況に。

大きさも配置も小数が混じるので、画面に書き起こしたときに同じ要素でも幅も高さも位置も2-3px程度ばらける破目に。

何べん言っても改善してくれない。

ピクセルとかアンチエイリアスとかすら理解してくれないので「じゃあ書き出すときアンチエイリアスを切ればいいじゃないですか」とか言われるし。れっきとした株式会社が自社のサイトの事業にWEBデザインもやりますとか書いてあるのに。

わかってもらえないようなので、言いがかりと捕らえられない様、丁寧に説明してるんだがそれでも聞く耳を持たない。

最終的には「あなたの言ってることがわからない。そんなに気になるんであればそちらで対応すれば」という一方的な態度に出られた。

仕方なく、もらった「素材」をもとに、全てこちらで作り直した。

それでも先方はしっかり「WEBデザイン」として予算の全額を持っていきやがった。

もちろん、代理店に説明しても理解されなかった。

最初にしっかり納品物の用件定義をしなかった俺を含めて、

WEB屋の底辺ってこんなもの。

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