2008-02-14

沖縄の米兵についての産経の論説の件。

この手の話でいつもくり返されることだが、もうそろそろ道徳的(倫理的)責任行動の非合理性にかんする責任の区別がメジャーにならんかなあと思う。たとえば、もしかしたら、今回の被害者の行動には思慮が足らなかったかもしれない。しかしたとえそれが正しく彼女にそのことについての責任があるとしても、それは彼女の行動の非合理性------レイプされたくないにもかかわらず、その可能性が高いような状況に入っていった------についての責任あって、道徳責任ではない。彼女は自分の望むものをえるための方法をとらなかったという意味でアホかもしれないが、倫理的にわるいわけではまったくない。それに対して、どう考えても米兵は道徳的にわるい。

たんに「責任」とだけいうと、両者の区別がごっちゃになってしまう。おそらく産経はその辺のあいまいさを意識的か無意識的にか利用している。

  • 途中まで、「産経叩き」批判だと思って呼んでた。たたいている奴も被害者の心の傷を盾にとって相手をやりこめているみたいでキモイんだよな。なんで、増田みたいに二つを合理的に分...

  • 産経を叩いてる側が区別ついてないだけじゃないのか。 米軍基地が集結する沖縄である。夜の繁華街で米兵から声をかけられ、バイクに乗ってしまう無防備さ。この基本的な「しつけ」...

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