これは間違い。本当は吹き飛んでない。よく分かってない人が、一番高いときの時価平均総額と比べて、108兆円減ったから「損した!」って短絡的に(マスコミで言う分かりやすく)表現してるだけ。
厳密に言うと、時価総額が減少しただけ。
この時価ってのは、すし屋の時価と一緒だから、どんだけいい加減なものか分かるはず。
これは惜しい!
本来の株価、株券の額面だとほぼそういえなくもないんだけど、市場で表される「株価」というのは、株を持っている人の期待値を含んでいる。
期待値というのは、「新製品を出したから売れるんじゃないか」「良い会社なんだから、今後も業績が上がるんじゃないか」って状態ね。
こう思う人が多ければ、供給<需要になって、株価どんどん上がっていく。
つまり、業績が良いとみんな思ってる会社ほど、本来の株券の額面からどんどんずれていく。
(ここら辺は新規上場銘柄、いわゆるIPO銘柄追っかけていけばよく分かる。額面130万が上場初日に260万とかよくある話。最近は少ないだろうけど)
2007年の初値表。1番上のトレジャー・ファクトリーは公募が120万で初値350万。
http://www.sankousyo.com/ipo/hatsune/2007.html#2007hyou_top
で、実際市場で上がり下がりしてるのは、この期待値の部分だから、実際の会社の価格が上がり下がりしているわけではない。
(「額面を下回った」ってことになったら、誰もその会社には期待してないってことで、超危ない会社ってことになる)
こういう期待値をあらわすものにPERとかあるから、見てみるといいかも。
http://mokyumokyu.com/st/st10.html
ちなみにPERは業種ごとに平均を出すものだから、業種が違うともう使えないので注意。
なるほど分かりやすいわー。 会社を評価する価値は「実際の会社の価格」と「期待値」の二種類がある、と。 となるとつまり株取引も大きく二つに分かれるということなのかな。つまり...