2008-01-15

後輩に誘われて文化祭に行ってきたんだ。

まー、すこし前の話なんだけども、

だいだい高校生文化祭で、しかも教室でやるオバケ屋敷なんてたかが知れてると思ってた。

そしたら甘かった。

はじめに、照明やらライトでいやに明るい仕切られた所で女子生徒から説明をうける。

・暗いので気をつけてください。

・壁はダンボールなので壊さないように気をつけてください。

・怪我をした人がいるので気をつけてください

と言って、手の平の包帯をみせた、 自分かよ。

というか怪我?そんなんで人て入れてやっていいのかよ?とか思いつつ、

先の黒いカーテンから入ってくださいと案内された。

中は完全に真っ暗で、それはまあいいんだけど、

地面が明らかに教室の床の感触じゃなくて何かやわくてデコボコしてる。

デコボコというより、もっと普通に起伏があって、それで微妙な感じでやわらかい。

で、ダンボールで細い通路みたいに仕切ってあってそれを手探りで進んで行く感じ。

真っ暗で、床はでこぼこで不安定で、手探りの頼りの壁も段ボールで不安定で、平行感覚が狂いそうになる。

しかも、その通路みたいなのがグネグネと「教室の中にこんなにできるのか?」ってなくらい

長く続いてて、しかも曲がりくねってるから自分が教室のどのあたりにいるかもわからない、

んで、ときたま、蒟蒻みたいなのがあったり、腕をガっと掴まれたりする。

普通ならそういうのは何でもないんだけど、

「真っ暗 & 思ってた以上に長い不安 & 平行感覚が狂いそうな状態」でされると結構くる。

「おどかし」的な要素はあんまりないんだけど「静かに怖い」感じ。

俺はよそをあまり知らないけど、高校の教室レベルでこれはすごいと思った。

後で後輩から詳しく聞いたら、

・床はビニールシートを敷いた上に、濡らしたジャンプやら古新聞やらダンボールを敷き詰め重ねたものだったらしい。

・材料は古紙ダンボールがほとんどだから費用はほとんどかかってないらしい。

・入口の時の「怪我をした」の注意も不安を煽るための嘘だそうな。すげー、そこまでやるんだ。

しかもそれらを発案したのが1人の女子生徒らしい、すげーな。

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