2007-12-15

http://anond.hatelabo.jp/20071215132747

多様なジャンルスタイルの曲を作ることで意識的にマンネリズムを回避しているのではないか

これはその通りだと思う。意識的にも、仕事上の必然的にもそうだろうな。

ただ彼女の場合、必ずしも確信的にパクっているわけではないんじゃないか。

時々、「よく曲が最初から終わりまで完成された形で降ってくる」みたいな発言をしているけど、

たぶんこの時彼女の頭に降ってきてるのは、それまでに一度か二度聴いたことのある他人の曲だよ。

こういう意図せざるパクりが起きてしまうのは、たぶん彼女の多ジャンル性に由来するもので、

ジャンルを大きくまたぐタイプ作曲家は、どうしても聴く音楽が広く浅くならざるを得ない。

本人的にはマンネリズムを回避しているつもりでも、そのジャンルの中にその曲を置いてみると、

そのジャンル的には何のひねりもないド直球を投げてしまっていることがよくある。

まして「曲が降ってきた、おk!」みたいな、古典作曲家観に基づいた作曲法を本当にしているなら、

意図せざるパクりを生んでしまうのはもう仕方ないよ。

追記:

まあ、一番の原因は時間がないんだろうな。売れっ子というのは大変なもんだよね。

記事への反応 -
  • 菅野よう子に器用貧乏という批評がついたこともあるという文章を見た。 確かに彼女は中途半端な印象も否めないな。 すごくいい楽曲もあればなんだこりゃというのもあるし。もちろん...

    • 器用貧乏な人だからこそサントラ屋に向いてるんだと思う。

      • http://anond.hatelabo.jp/20071214212136 サントラ屋ってなに。様々な曲が入ったサウンドトラックの制作を主なフィールドとして活動する人と言うことか。 なまじ器用なため大成しないという意味...

        • 大野雄二、千住明、久石譲みたいな「この人らしいいつもの色」がまだないよね あんまりワンパターンになってしまってもいけないけど、一方それが安心できるいつもの味ともとらえら...

          • http://anond.hatelabo.jp/20071215014429 久石譲はマンネリズムとも呼ばれる。彼は確信犯でそれをやっていると思う。でも私は好みだ。 さておき、菅野よう子にも彼女の色合いはあるよ。 いろいろ...

            • 多様なジャンルやスタイルの曲を作ることで意識的にマンネリズムを回避しているのではないか これはその通りだと思う。意識的にも、仕事上の必然的にもそうだろうな。 ただ気に...

        • 色んなジャンルの「なんとなくそれっぽいもの」を作れるって点ね。 だから音楽家としてじゃなくサントラ屋として成功しているなと。まあサントラ屋も音楽家だけどさ。

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