これはその通りだと思う。意識的にも、仕事上の必然的にもそうだろうな。
ただ彼女の場合、必ずしも確信的にパクっているわけではないんじゃないか。
時々、「よく曲が最初から終わりまで完成された形で降ってくる」みたいな発言をしているけど、
たぶんこの時彼女の頭に降ってきてるのは、それまでに一度か二度聴いたことのある他人の曲だよ。
こういう意図せざるパクりが起きてしまうのは、たぶん彼女の多ジャンル性に由来するもので、
ジャンルを大きくまたぐタイプの作曲家は、どうしても聴く音楽が広く浅くならざるを得ない。
本人的にはマンネリズムを回避しているつもりでも、そのジャンルの中にその曲を置いてみると、
そのジャンル的には何のひねりもないド直球を投げてしまっていることがよくある。
まして「曲が降ってきた、おk!」みたいな、古典的作曲家観に基づいた作曲法を本当にしているなら、
意図せざるパクりを生んでしまうのはもう仕方ないよ。
追記:
まあ、一番の原因は時間がないんだろうな。売れっ子というのは大変なもんだよね。
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多様なジャンルやスタイルの曲を作ることで意識的にマンネリズムを回避しているのではないか これはその通りだと思う。意識的にも、仕事上の必然的にもそうだろうな。 ただ気に...
色んなジャンルの「なんとなくそれっぽいもの」を作れるって点ね。 だから音楽家としてじゃなくサントラ屋として成功しているなと。まあサントラ屋も音楽家だけどさ。