同世代や一世代下の人間が社会で活躍しているのを見ると不安になってくるんです。ダルビッシュもマナカナもえなりかずきもみんな年下です。私は今まで何をしてきたのでしょう。23年間生きてきて、私は一体何をしてきたと言うのでしょう。誰も知りません。私にすらも分からないのです。
私は大学まで行きました。就職もしました。そしてつい先日辞めました。毎日慌ただしく働いている内に、こんなことを一生し続けるのかと思うと、不安で不安でたまらなくなったのです。もともと望んだ職種ではありませんでした。では他に望む職種があるかと問われると、そもそもやりたい仕事というものが、私にはなかったのです。私は自分が枠だけで中身のないからっぽの箱のような人間だということに、23年間、気付かずに生きていたのです。
仕事は望んだものではありませんでしたが、私は自分なりに懸命に働きました。仕事の覚えが早いとも言われ、もっと努力しなければならないと意欲も持ちました。しかしそれも最初の数ヶ月だけでした。そのうちに心の底でやはりやりたくない仕事だという思いが芽生え始めたのです。このままこんな所にいたらお前の将来がないぞ、お前の人生が台無しだぞ、そのような考えに毎日心を囚われるようになってしまったのです。
夏の終わり頃から、仕事中にめまいを伴った頭痛と吐き気に襲われ、忙しい時間帯にも関わらずふらふらと倒れそうになり、周りから心配された挙げ句に何度も休憩室へ逃げるようになりました。私はこんな自分が嫌で嫌で仕方なくなりました。やりたくないと思いながら仕事を続けて具合が悪くなるなんてあまりにも馬鹿げています。人間がみんなやりたくない仕事をして体調不良になるのなら、今頃人類はとっくに滅亡していることでしょう。私の場合はただ仕事から逃げたいだけの甘えです。甘えに違いありません。
甘えだとは分かっていても、心身の不調は続きました。不安に悩んでいる内に眠れなくなり、食欲もなくなり、どんどんと痩せ細っていったのです。そして日々過ごす体力も仕事に対する気力もなくなってしまいました。こんな馬鹿な自分がこのまま居続ければ職場に迷惑を掛けることになるだろう、自分は迷惑を掛けてまで居るべき存在ではない、そう強く感じ、私は辞めることを決意したのです。
辞めてからは時間だけがありました。次の職を探しもせずにこれまで働いて得た金でだらだらと過ごす時間は、虚ろな時間です。そんな中でダルビッシュが台湾戦で勝ち投手になり日本が勝ったのを見ても、乾いた喜びしか生まれません。ダルビッシュはすごいのです。21年間必死に頑張ってきたから今のダルビッシュがあるのでしょう。私は23年間頑張ってこなかったから今の私なのです。仕方がありません。いくら後悔しても、23年という時間は戻ってはこないのです。
こんなどうしようもない私は今、こんな時間に布団を被ってぬくぬくとし、ラジオ深夜便を聞きながら古くて重いノートパソコンを通して増田というインターネットの辺境の場に居るんです。日本を動かしている東大卒の官僚が見たら、きっとゴキブリの死骸でも見るかのような目付きをしながら嘲笑うことでしょう。
更新をひたすらクリックしブクマが来ないか確認をしている姿が目に浮かぶ(笑)
実際に何度もリロードしている私は本当のだめ人間です。私はこんな私が大好きです。
真のブクマ乞食である俺から言わせてもらえば、 まずこんな時間帯に投下して即反貰おうなんてのがだめ。 かならず24時間寝かせてから反応を確認しようne!
あなたはこの人と似ている。 http://anond.hatelabo.jp/20071211041131 どちらの人もかなり疲弊しているようだし、 「私だってやればできたはず」「やってないからできないだけ」「私はやり方を...