確かに雇用者の人権を守ることは超重要だ。
だけど、世界と競争することを考えると、
労働基準法を守っていたら、簡単に中国に追い抜かれてしまう。
技術者、研究者、職人の世界では
24時間365日の鍛錬を10年間続けることで初めて世界の頂点に君臨できる。
そして、世界の頂点に君臨できなければ、
技術競争、科学競争で負けてしまうことを意味する。
1番じゃなければ意味が無いのだ。
だから、週休二日で働いている技術者がいれば、
そんなのはルーチンワーク以外の何ものでもない。
技術を牽引していくということは、
自分の寿命と引き換えに未知の世界を開拓していくことなのだ。
1つの方法は労働者の人権と引き換えに、
世界との競争において敗北を認めることだ。
敗北を認めれば、今の中国と日本の立場が逆転する。
資源も土地もない日本はアフリカ以下の国になるだろう。
もう1つは労働基準法を破るかわりに法外な給料を支払えばいい。
技術を牽引している技術者を1人失うことは、
たとえばDVDの規格争いを放棄することと同じくらいハイリスクである。
技術を牽引している技術者を労働基準法で縛り付けることは、
やはり同様のリスクを背負っている。
だとすれば、技術者の裁量に任せて仕事をしてもらい
仕事に応じて正しく給料を払うことが
最善の策ではなかろうか?
労働時間の観点からいくら平等な体系になっていても、
馬鹿上司より低い給料で超一流の技術者が働いているのを見ると
日本が潰れるのももうすぐなのかもしれないと感じてしまう。
Permalink | 記事への反応(1) | 15:28
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24時間365日の鍛錬 過労で全員死亡。終了。