2007-10-26

女性に生まれたからには

ファッションとかメイク楽しみたい!

ってさ、よく言うけどさ。なんかやけにハツラツした女性とかが。

その事自体は別にいいよ。全然問題ないんだけど。

ただ「女性に生まれたからにはファッションメイクを楽しまなくっちゃ☆」てのが、なんつーか子育てと同様に、それだけで「絶対的にいいこと」みたいに本人も周りも受け取るような、受け取らないといけない空気みたいなのが違和感

もうこの台詞を言ったら前向きでキラキラ輝いてて素晴らしい女性、ってのが決定、みたいなさ。

いや、「素晴らしくない」っていいたいんじゃないよ。

この台詞を持ち出したらもうそれだけで絶対的に肯定される風潮が逆に怖いつか

大体、「女性に生まれたからには」とか、女性じゃなくてもいいんだけどとにかく「○○に生まれたからには」ってさ、なんか息苦しいんだよね。ちょっとした強迫概念みたいなかんじで。「○○に生まれたのだから、それを活用せねばならない。そうじゃないと勿体無い。だから活用しないと」みたいな息苦しさを感じる。「女性に生まれたからにはファッションメイクを楽しまなくっちゃ☆」といってる人が全てそうだとは言わないけど、中には無理矢理そう思いこんでいる人もいるんでないか?「女性に生まれたんだから、楽しまないといけない」みたいな感じに。男性でもさ、「男に生まれたからには女にもてたい」的なものとかあるけど、ああいうのってなんていうかもう一種の呪縛じゃない?社会とか世間からのさ。それに左右されてるようで、どーもこの手の台詞には違和感を覚える。そしてその呪縛に振り回されているかもしれない状態(そうじゃない人もいるんだろうけど)を、誰も咎めず絶対的に肯定する、というのが更に違和感。てか怖い。

本当は別にファッションメイクももともとは興味ないのに、でもそれを楽しまないと、女に生まれてきたかいがないから

的な、息苦しさ。

いいじゃん!といいたい

そりゃ、もともとファッションとか好きな人は、ファッション好きだし、それを活かせる(のかわからんけど)女というものに生まれたしラッキー!てのはいいよ。それは全然いいよ。でもさ、「活用しないと……せっかく女に生まれたのに」的感覚から、自分の本来好きなもん嫌いなもん興味ないもん曲げてまで、好きになろうとするのって変じゃね?それを言うなら女以前にせっかく生まれてきたのにさ、なんで嫌なもん我慢せなあかん、っつー話で。

たまたま自分の性とかと、好みが合致した人は喜んでいればいいけど、でもそれって所詮それだけの話なんだと思うんだよねそもそも。「たまたま一致した!ラッキー」程度の事でさ。それをなんか、「女性に生まれたからにはメイクだって楽しみたいわ」とか言えば「人生を楽しんでるキャリアウーマン」的に彩られてまるまる全肯定、みたいな事にするのはなんか行き過ぎじゃないけ?そういう空気が息苦しいんよ。今ある自分の、性を含む属性を全て活用できなきゃ、活用できる方向に自分を改造しなきゃだめなん?って思っちゃうような空気がさ。そもそも、自分の属性好みが一致しないほうが基本、ってなスタイルでいたほうが皆楽でいられると思うんだけどな。

  • それが化粧でも子育てでもなんでも 「楽しむこと」 っていうのは絶対的にいいことだと思うよ。

    • いやっ、そうじゃなくてさ。 楽しむ事がいかんといってるんじゃなくて。 女として生まれたんだからメイクを楽しむわよ! みたいな事が「絶対的に肯定される」雰囲気が怖いわけ なん...

      • なんつうか、君は言葉を字面どおりに読み取れないと死んじゃう星人か?

      • http://anond.hatelabo.jp/20071026211923を書いた増田なんだけど、 女として生まれたのだから云々、って、何をそんなに背負ってるの?って感じがすんのよ。別にそう気負わなくてもさ、みたいな...

  • 「楽しみたい」と「楽しまなくっちゃ」は違うでしょ。 私はファッションや化粧に興味あるよ?5年前はまったくなかったけどw 「女性に生まれたからにはメイクだって楽しみたいわ」...

  • http://anond.hatelabo.jp/20071026213420 なんかいろいろ言われているが、言わんとしていることはわかる。

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