■すぐにわかる
朝も早くから所用で絶賛想い人の女に電話。
こんなに早いんじゃおきてるかな?と思いつつ数回のコールで出た、嬉しい。
「もしもし?」…もうこの時点で異変に気付くも、用事があるものは仕方ない。
「うん、確かあの辺かなあー」向こうから聞こえてくる声の
「・・・あ、そうなんだー」端々から感じられる
「私も早くいかなきゃなー」いつもと違う空気
そして後ろから微かに聞こえてくる男の声
ああ、そうね
今彼氏が家にきてんのね
お邪魔だね
「ありがと、行ってみる」
「うん、じゃあねー」
あの子に彼氏が出来てから
こういう違和感に気付くのが早くなって
そういう思いを必死で隠して
笑って、笑わせて、楽しくて、死にたい。
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