2007-10-17

孔子縞于時藍染

http://anond.hatelabo.jp/20071017144742

江戸時代山東京伝黄表紙コメディ)が世間に孔子様のご期待通り礼が浸透した場合の社会が描いている。

江戸時代の戯作黄表紙:作品鑑賞其の弐 孔子縞于時藍染(こうしじまときにあいぞめ)

http://kibyou.hp.infoseek.co.jp/sakuhin/sakuhin2.htm

当世は、朱子学藍染めの格子縞が大流行。礼を好み、金銀を嫌う世の中になった。 乞食が礼を学び、金持ち商人が金を施そうとして断られる。傾城買いも大金を使うのを色男とされ、女郎は客に金を押しつけようとする。客の息子株は大金を背負い込んだため、朱子学が孝行を勧める通り、勘当を受けようとするが、親は朱子学の通り、子供を許す。 呉服えびすや貧乏神屋と屋号を変え、悪い商品をもっと高く売ってくれと客に言われる。そば屋は無料でそばを振る舞い、金をおいて逃げ出した客をそば屋はその客を追いかけ、握り拳でその頭を撫でる。通人は木綿を着、追い剥ぎならぬ追いはがれが出没、大豊作ゆえたくさん年貢を納め、天は米と小判を降らせる。小判に埋もれた人々は何とか助かる。

何時だって理想は現実ではないので気に病むことでもない。

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