2007-10-15

50年後の世界

理由は不明だが、平均気温が上昇する速度が上がり、年間に0.2℃ずつになる。

自然発火が頻発し、寒冷な地域以外のあらゆる森林が減少。

その結果、赤道地域を中心に砂漠化が猛烈に進み、人間の住むことのできない地域が広がる。

陸生成物、海生生物ともに半減。

地球の陸地の3分の2は人間が住むのに適さない場所となり、

北極南極に近い地域だけがかろうじて人間が生存することのできる地域として残される。

居住地域が減ることにより人口は減っていたが、

残された地域を巡って、人々が戦闘行為を行うことによってさらに人口が減少。

軍隊の弱い国から順に滅んでいき、国家の数は世界全体で20国程度に。

多くの人々の死を経て、やっと気候変化についての研究が本格化。

世界リソースを持って立ち向かうことによって、根本的なメカニズムを解明し

気候の寒冷化を行う方式を発見、実行に移す。

だが、そこに至るまでに払った犠牲はとても大きなものだった。

今までの世界大戦なんて目じゃないくらいの人々が死んだ。

「もっと早くに本気で研究を始めていればね」

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