「えっ?7万部?それって凄いの?新聞の広告欄とっちゃったら、元とれるの??」とか思っちゃったわけよ
でなんで俺がそんな風に思ったかっていうと、今まで○万部なんて売り上げ、漫画でしか気にしていなかったのね。
漫画だとさ。ワンピースなんて累計一億部突破だっけ?結構、何十万部とか何百万部とか、よく聞くじゃん。ま、それでも、漫画界の一握りであることは確かなんだけどさ。
んでも、多分きっと、新書とかだと、7万部とか、10万部で、結構売れたほうなんだろうな。
そうするとちょっと切なくなった。
漫画があんなにバカスカ売れて、ちゃんとした本(っていうのもなんだけど)が、あれだけしか売れないってさ。ちゃんと色々調べて考えて書いて、それが世間で超超ヒットして、それでようやく売れてる漫画とトントンくらいじゃん?なんつーか……いや、漫画だって適当に書いてりゃできるってわけじゃないし、週刊連載なんてごっつ大変だろうけど。それでもなんつうか……考えさせられるものがある。漫画は、週刊だと3ヶ月4ヶ月単位で新刊出せちゃうし。普通の本はそうはいかないわけで。漫画家はヒットすりゃアニメ化、グッズ化……そういった収入もあるけど。そういうのもないわけだ。まあ超有名になればテレビに出る人もいるかもしれないけど。
いつだったか新聞の書籍ランキング(漫画は抜きの)見てたら、1位が、銀魂のノベライズだった事があった。その下に割とヒットしている書籍が並んでいた。あれだけヒットしても、銀魂のノベライズに勝てないのか……と切なくなった。ノベライズなんてさ、よっぽどファンじゃないと買わないのにさ。それでも一位になっちゃうんだって。そして、これでいいのだろうかって。いや、まあ、俺も漫画たくさん買ってるけどさ。いいもなにも、どうしようもないのかもしれないけどさ。でもなんか……どうにかできないものだろうか。これじゃ真面目に本書く人が減ってしまうんじゃないかなってちょっと心配になった。今更だろうけど。