米ドルを含む主要な通貨に対して、円の力が半分になれば、円で保っている資産の国際的な価値は半減し、日本の経済力はおおよそ半分になる。
まあ、そうならないためにべらぼうにドル持っているわけだが、このあたりは経済の基本じゃないか?
いや、だから順番が逆だって。輸出超過の結果外貨準備が積まれる。中国をみなよ。
これは一時的なレートと円の強さを混同している。
「円が弱い」というのは、レートが下がった分価格で競争力を得てもなお輸出が強くならないってことで、
レートが推移する水準が下がる、ということだ。
ここは何を言ってるかわからない。
購買力平価と一時的なレートに乖離が出る、なら理解できるけど、「レートが推移する水準」って何?
実勢レートでも購買力平価でもない「円の強さ」なんてのがあるのか?
増田は外需よりも内需のほうが日本経済に決定的な影響を与えると言うが、その内需にレバレッジを利かせているのは通貨の強さだということ。
相関関係に異論はないよ。因果関係が逆だと言いたいんだ。アマゾンの奥地までコカコーラの自動販売機やトヨタの自動車があるのは通貨が強いからじゃない。奥地まで各企業が版図を広げるくらい強くなったから、通貨が結果として高くなったんだよ。
内需を外貨で評価するときに通貨の影響でレバレッジがかかる(この表現は正確じゃない気がするけどまあいいや)のは否定しないよ。でもそれって何倍? 実勢レート/購買力平価ならせいぜい数パーセントから多い国で十数パーセント。補正しても日本の経済大国っぷりにはいささかの揺らぎもない。その元となる実体経済の強さはどこから出てくると増田は考えてる?