2007-06-20

宗教

人間って色んなグループに重複して所属しながら生きているんだと思う。日本人っていうグループだったりどこどこ在住っていうグループだったりあるいはどこどこ卒業だとか性別とか会社とか。あるひとつのグループに対しての認識は個々によって違うだろうけど、多くの場合それは問題にはならない。みんな無意識に色んなところに所属してて、たまに所属する状況にいながら所属しないことで問題が起きたりする(ある町に住んでいるけどその町のグループに所属しない、というような)。所属する、というのは無意識でもつまりそのグループが貶されれば憤りを感じ、褒められれば嬉しくなる、といった類のこと。そのグループのためになることをしよう、という行動原理をもつこと。

私が、ある特定の宗教を信じる人を敬遠するのは、そういう(この日本でわざわざ信仰を持とうとする)人がえてして熱心であることが多く、他に所属しているどのグループよりもその宗教グループを優先し、その利益のために動くことが多いと感じるから。彼らは非常に熱心にそのグループに所属することを勧めるが、ほとんどの人にとって所属するグループというのは強制されるものではなく、また他人にそのよさを分ってもらうためのものではないと思うし、他のグループを排除するものでもない。

これは一部の勧誘が鬱陶しいカルト臭い宗教にしか当てはまらない話かもしれないし、宗教を胡散臭く思うのはただ単に神だとか教義だとかを胡散臭く思う(スピリチュアルカウンセラーを胡散臭く思うのと同じノリで)ことからきているのかもしれないし、うちの実家が寺で、祖父母は初詣にもいかない人だった、というのも関係しているかもしれない(どちらかというとキリスト教系への嫌悪の方がきついので)。

よく分らない文章になったので書き逃げする。

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