松岡農水大臣の自殺は、ナントカ還元水関連等の表面的な問題ではなく、より根深いものに起因している気がする。というのも、自殺したのはちょうど大臣と関わりの深い緑資源機構の談合疑惑で特捜が動き出したころであったし、大臣が自殺した翌日には緑資源機構の前会長も自殺したからだ。松岡農水大臣の遺書、つまり死に際する最後の言葉が、「私の不明、不徳のいたすところ」である以上、何かしらの罪悪を抱えている可能性が高い。緑資源機構に関して、予想以上に大規模な不正があるのではないか。
しかし、私がここで関心を持つのは罪悪そのものではない。罪悪のために、大の大人、それも2人もの大人が死を選択するということだ。世の中は「経営者が自分の私利私欲のためだけに不正をする」ような、単純な構造ではないと思う。場合によっては(あくまでも場合によっては)不正に関わらなければいけないときもあるのかもしれない。だがその場合には、罪悪とともに生きる覚悟がなければいけないのではないか。
いったん罪悪を引き受けるのならば、それが表に出たときにでも毅然と生きていけるか、予めそこまで考えて行動しなければならない。松岡農林大臣は、罪悪に対してあまりに無自覚であったし無責任であったのではないか。だからナントカ還元水のようなしょうもない問題がいっぱい出てきたのだろう。だから現職大臣の身分で自殺するというふざけた選択をするのだろう。この大臣の間違った保身に比べたら、収賄で逮捕されて地位を失い、生き恥を晒しながらも精力的に活動している鈴木宗男の方がよっぽどかっこよく見える。こんなおっさんを聖人にしてはいけない。
とはいえ、自殺に至る心理なんていうものは、一種の精神疾患なのだろう。ZARDの後追い自殺とか(笑)。ご冥福をお祈りします。
ある人の感想 「農水系は神経が太い人が多い印象だったから、自殺するほど悩むって珍しいと思った」
とはいえ、10年弱前の農林水産省は毎年一人以上自殺者出てなかったっけ?構造改善局を中心にして。
つまり10年弱前にその近辺に居たやつで 「おいこむのが得意なやつ」がいたのか、 「はめこむのが特異なやつ」がいたのかどちらかだろう。 それか口封じに家族あたりを人質に追い込...