どんな作品でも大概のものなら楽しんでしまうんだけど、
他人と話し合い始めたり、その作品のスレ行ったり、批判してる本やらブログやらを見たりすると、自分の中でもその作品に対しての不満が出てくる。その人たちの意見を鵜呑みにしてしまうとかじゃなくて、そういう批判文を読んでるうちに「そういえば俺はここが気になったな」とか気づいてしまう。そういう綻びに気付く前は、何故かその綻びを俺は妙に庇って読んでしまう傾向があるらしく、例えば「ここの設定は矛盾してるだろ」ってな事でも、自分だけが読んで、他人とその作品について語り合ってない、ニュートラルな状態だとほとんど無意識に「でもまあ初期の頃だし」「こういう事は良くあるし話の筋には関わってこないからたいした問題じゃない」とか変に庇ってるっぽい。なんていうんだろ、うまく言えないんだけど。でも批判してる人たちの輪に入ると、そういう空気に触れると、そういうのが途端に気になってきて、「いくら初期の頃ちょっと出ただけっていっても設定の矛盾はダメだろ」とか思えてきたりする。そんで段々その作品に対してアンチモードが入ってくる。最初は「最高!この作品!」状態だったのが最終的には「好きだけど、こことここはいただけない」とかいう感じになってる。
なんだかなあ。後から思うと滅茶苦茶糞みたいな作品でも、最初は大抵「面白い」と見てしまう。よく本なんかにも載ってる、「最初数ページ見ただけであまりのつまらなさにやめた」とか「ちょっと見ただけでつまらないのがわかった」とか「最後まで読んだけど、全然面白く無い。どこがいいんだ?」とか、そういう感想をいえる人ってなんかすげーなーといつも思ってる。一度目はたいていそれなりに面白いと思ってしまう。前評判が「糞みたいな作品だ」って奴でも、面白さを探そうとしてしまう。
多分人に対してもそうなんだけど、なんか「いいところ」ばっかり探してしまう。嫌いな奴だったり嫌いな作者の作品だったりするほど「いいところ」を探してしまう。悪いところは、意識しないと探せない。なんか嫌だ。
いや、それでいいと思うけど。 ていうか俺の場合は批判モードにすらならない。 そんなの楽しんだもの勝ちなんだから、批判モードに突入しないに越したことはない。 あ、批判するの...
楽しいわけでも特別楽しくないわけでもないけど、 なんかどんな作品でも楽しめてしまうっていうのが個人的に嫌だ。 なんつーのか、こう、自分なりになんの基準も無いのか……って感...
みんなが駄作だと思ってるけど自分には傑作って例えば?増田だし書いちゃえばいいのに。
こらえ性のない最近のオタクどもと違って、あなたは神のようなお方じゃ。
後から思うと滅茶苦茶糞みたいな作品でも、最初は大抵「面白い」と見てしまう。 それって幸せなことだと思うぞ。