私は女子としての劣等感が大きい。
中高生の頃は太っててかわいくなくて(もちろん今もそうだけど)男の子と仲良くしたり仲良くしてもらったりするタイプじゃなかった。
大学に入って、男女の距離感がぐっと狭まった環境が不思議であり、心地よかった。
そんな中、私のことを好きだと言ってくれる人もちらほら居て、単純に嬉しかった。
一緒に居て楽しかったから、付きあえばきっとうまくいくんだろうと思ったし、私も相手のことを好きなんだと認識していた。
私のことを好きだといい、セックスをしたがり、ずっと一緒に居たがる人たちに、私はいつも「よくもまあ私なんかで」と感じていた。
そう感じることで、自分の劣等感を埋めて、満足感を得ていた思う。
でも、毎回長く続くことはなくて、今の相手も、前の人と同じような感じになってる。
私は相手がくれる「好きだ」という気持ちに「嬉しい」とは感じても、相手と同じだけの、もしくは釣り合うだけの感情を持ち合わせていない。
「嬉しい」と感じることを「自分も好き」だと思い込んでいたけれど、そうではなかったんだな。
彼は、会ってるときはずっと触れていたいという。手を繋いでいたいという。
他の人と一緒に居ることを許せなくなることもあるという。
私にとっては、重いばかりだ。
でも「重い」という私ですら、好きだという。
私だってきっと、好きで好きでたまらない相手と付き合えたなら、触れていたいし、抱いて欲しいし、嫌われたくないと切実に思うだろう(そういう人もいたけど、そんな人には振り向いてもらえないのが私)
この人は、私にとってそうではなかったんだな。
なのに、彼に応えてしまったんだな。嬉しかったから。ただそれだけで。
劣等感を満たしてくれる言葉が嬉しくて、付き合ってしまうんだけど、結局相手を傷つけてしまう。
全部、私が悪いんだけどね。最近、それが少し分かってきた。
好きで好きでたまらなくなる相手を見つけて付き合えるようにがんばりましょう あきらめんなー