2007-04-20

http://anond.hatelabo.jp/20070420194424

サービス業仕事を請け負っている私に求められていたのは、「ユーザー・エクスペリエンス」=「顧客の体験性」を想像し、それを考慮に入れた行動だった。例えば、報告すべきことはすべきだが、顧客にとって意味の分からない余計な報告は、するべきではない。余計な報告で顧客を混乱させるべきではないのである(私はそれまで全ての状況を報告すべきだと思っていた)。相手の望んでいることを考え、相手が「万能な人間でない」ことを忘れずに適切な情報量を適切なタイミングで適切に提供するように努力する。

その作業の結果vistaとoffice2007のインターフェースなのだろう。ベンダーからすると「ユーザーに歩み寄っている」つもりなのかもしれないが、実態としては「ベンダーユーザー像にユーザーが歩み寄る」ことを余儀なくされることになる。

みんなが譲歩し、誰も幸せにならない。それが空気の暴走ってやつだろう。

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