2007-04-10

文系による豆腐

私の人生において豆腐という存在は真白き立方体という以上の意味を持って私の頼りない自我の上に重く圧し掛かっている。それはあたかも神から下された啓示のごとく、あるいは母親乳房のごとく、避くことかなわぬ圧力となって私を憔悴させる。あの淡白な味わいのどこにあれほどの怨念が込められているのだろうか。豆腐の何が私を畏怖させるのだろうか。私には分からない。分からないながらも私は豆腐を食べる。おそろしいのである。どす黒い醤油に身を浸したあの白い怪物がおそろしいのである。ただの大豆の塊が圧倒的な質量を持って私に迫り、私はただただ食べることしかできない。豆腐とはなんだ、神か、悪魔か。いやおそらくはちっぽけな人間であるのだ。豆腐とは己が身を写す鏡にすぎないのだ。おお、豆腐よ、その絹織物にも似た柔肌を

もう無理。

  • http://anond.hatelabo.jp/20070410100048 豆腐食いたくなってきた。 昼飯に冷や奴つけるか。 ■文系による豆腐話 http://anond.hatelabo.jp/20070410112332 ■豆腐 http://anond.hatelabo.jp/20070410111058 ■豆腐(抜粋...

    • 最近冷奴にスクガラスをのせて食べるよ。おいしい!

    • 鰹節の食感が悪いというなら、鰹節は指先でよく粉砕してから乗せる、というかまぶすようにするが吉。削りたての鰹節ならなお吉。 ほんとに美味い豆腐なら何も乗せない、醤油もかけ...

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