5年勤めた会社を辞めると宣言した。上司や同僚はきっとびっくりしているだろう。でも、自分にとっては、辞めることは必然で、辞めなければいけないな、と思うまで追い込まれてしまった。
ある日、何の気なしに、奥の棚に眠ってたエヴァンゲリオンを見た。見てて涙が止まらなくなってきた。アスカに完全に感情移入してしまった。テレビのOAで見た15歳の時も、ビデオを買った20歳の時も、全くそんなこと思わなかったのに。今。
これって、俺じゃん。俺以外の何者でもない。
もちろん、会社が悪くて、もっといい場所でいい仕事をすればいいさ、と前向きに考えることも出来るだろう。でも、やはりそれは逃げであり、最初の舞台で大成できなかった自分がいるだけだ。それは覆しようが無いと思う。
アスカは、最後「こんちくしょう、ころしてやる・・・」と執念を見せながら、舞台から姿を消した。作品の中では、それで終わり。