人間は、死んだときこそ、価値がでる。だから試しに死んでみた。弔問客はぽつりぽつりと13人。これは多いか少ないか。わからないので殺してみた。
まずは1人目さっくりと。夜道でOL刺してみた。弔問客は同僚、友人、親類縁者。30人程集まった。次は2人目ざっくりと。中年リーマン切ってみた。落ち目の会社の同僚4人と、別れた妻子の6人ぽっち。ははははは。こいつ俺より少ねえぞ。次3人目はじっくりと。河原で女子高生をバラバラに。弔問客は100人以上も来やがった。同学年の生徒はずるくね?腹立ったので目についた学生殴っとく。あれはずるいと4人目は、70のババアを絞めてみた。ババアに身寄りはないようで、無縁仏に入れられた。しばらくしてから友人が、無縁仏に訪れた。昔話を切々と、日が暮れるまで話してた。
学校に、無理矢理連れて来させられ、嫌々済ませる100人よりも、数はたったの一人でも、心の底から悲しまれる、そんなババアが羨ましい。いつかは俺も、そんな風に死にいきたい。思ってみるが、あいにく俺は死んでいた。いや、生きてはいるが、もう葬式あげちまったから、死んだも同然、いないも同然。それにいささか殺りすぎた。あんだけ気軽に殺っといて、てめえだけはのうのうと、暮らしてくだなんて虫が良いにも程がある。だから自分もさくりと殺す。もしも来世があるのなら、ババアみたいな人生を、送ってみたいと首を切る。
もっと良く考えればわかる事なのに、なんでそうなるかな。順を追って説明するから、以下の文章をよく読んで考えて欲しい。ちょっと長いから時間のあるときに読んでね。僕は日本人じ...