この10年、自分が何人かと付き合ったり別れたり、他人の恋話を聞いて思ったこと。
多分、恋愛は短期的に見る場合と長期的に見る場合で、別の現象なんだと思う。
嫌な気持ちとか、嫌な現状を打破したい時に、合理的に「嫌な気持ちの元」と戦うのではなくて、誰かに救ってもらおうとする衝動があるんだなぁと感じる。
中高生なら、自分と他人との違いを捜し求めるって言うか、自分が特別でありたいと思ってやるだろうし、それ以上なら孤独感を打ち消すために誰かと親密になりたいんだと思う。
実際、短期的にはかなり巧くいくと思うし。自分は巧くいった方だと思う。
技術的には、話がうまいとか、時勢に合ったおしゃれだとか、そういう「自分と同じ世界に生きてる人だー」ていう感覚を共有する事こそが一番大切なんだと思う。世間一般で言う恋人らしい事こそが、一番大切なんだと思う。
告白しても振られたり、付き合い始めても自然消滅しちゃうのは、それができてないケースだと思う。自分も、友人も。
それが、いつからか状況が変わってくる。
付き合い始めた時みたいな楽しさが無い(ドキドキしなくなった)とか、自分はこんなに愛しているのにわかってくれないと、お互いに言い始める。
時間が経てば、恋愛関係と普通の人間関係を比べて「自分は本当は特別じゃないのかな?」とか思っちゃうし、親密っぽい感じを維持するのに疲れて「これって結局孤独じゃないのかな?」とか思っちゃうし、“世間一般で言う幸せな状態”が思ったほど幸せじゃなくて……みんな結局「相手の愛が足りないよ。」とか思っちゃう。自分はそれで別れたりした。
長期的に見れば、実際問題として、恋人は自分を特別な人間になんかできないし、一人の人間との関係だけで孤独感を打破できるわけでもないんだなぁと思った。
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