事件をめぐっては三橋さんの同僚ら友人がマンションの防犯ビデオを独自に分析し、歌織容疑者の主張の矛盾を突き止めていた。
(中略)
「11日に家を出て帰らない」と主張する歌織容疑者に対し、三橋さんの友人がマンションの管理会社に依頼して防犯ビデオを確認すると、12日午前4時すぎに帰宅する三橋さんの姿が写っていた。
カメラのデータの保存期間は短かったが、知人は消去される前に動画をチェック。祐輔さんがマンションを出ていく姿が確認されなかったことから、妻の証言の矛盾点を見つけ出したという。
上記の記事では、友人らが防犯ビデオを直接チェックしたように書かれている。防犯ビデオの確認を管理会社に依頼した時点では、被害者はおそらく「無断欠勤して行方不明」というステータスだったと思う。そういう事情だけで、管理会社はビデオを外部の私人に閲覧させてもよかったのだろうか。ビデオ閲覧に関する管理会社の規則に違反しなかったのだろうか。記事には、友人らが別に証拠を持っていて管理会社に提示した等の事情は書かれていない。
管理会社がどういう経緯で友人らに閲覧させるに至ったかを知りたい。そこには個人情報保護に敏感な昨今に管理会社を納得させるだけの証拠や素晴らしい洞察があったのかもしれない。単に規則がゆるかったのかもしれない。