2007-01-08

憲法改正論議の不思議

はじめに断っておくが、私は憲法だとか法律政治その他に詳しくない自信がある。

そんな学生チラシの裏です。

世間では憲法改正、特に九条改正が注目され、議論や意見交換が頻繁に行われているように思う。

そういうのを聞いていると、その要旨は

 a.九条保持:平和万歳。九条改正は戦争国家への道。

 b.改正賛成:憲法を現状に合うように。↑の奴らは甘い。戦力保持の明記。

のどっちにするか。又はどれだけ相手をこき下ろせるか。

しかし、これはオカシイ。

憲法は国の最も重要で、基本的な方向性を示すものだと習った気がする。自分はそう思っている。

だから憲法には、この国、日本が今、そして将来どのような国として、どのように存在していくのかが書かれ、

そして法律政治はその指針に従って行われるものだと思っている。

それは現状に合わしたりするものではないはずだ。

合わすべきは現状の方である。

もちろん、昔に作られた憲法がいつまでも矛盾することなくいられるとは思わない。

改正が必要になるだろうし、そのために改正の手順が決められている。

だがしかし、現状に合わせるためという短期的見通しで変えられては困る。

a、bどっち?とかいう2択の議論をされても困る。

今すべき議論は、この国がどうありたいかということである。

それが決まって初めて憲法が作れる状態になる。

次に、どのようにして、が来る。

ここは総意を採るのは難しいだろう。

が、目標を決め、方法、計画を立てて実行する、というのは当たり前のことで、

小学生でも分かっていることだと思うのだが、現実はそうでもないらしい。

  • http://anond.hatelabo.jp/20061231161138 このあたりの進化の話がいいっすね。 http://anond.hatelabo.jp/20070108035210 このあたりの憲法の話もいいっすね。

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