2006-09-24

赤橙黄緑青藍紫

人間価値観は光のスペクトルのような「色」みたいなものであって、自然光のように赤から紫までの色が連続している方が普通だと思っていたわけ。

ところが実際はどうも違うようで「赤1色の世の中は素晴らしい」だとか「世の中が紫だけになればどれほど美しい事か」という言説で溢れかえっていたりする。

何というか背筋から尾骶骨にかけてムズムズするような、現代美術館で号数が大きくて色を1色しか使ってない絵画に対峙したときのあの独特の緊張感が呼び起こされる感じ。

多種多様意見が集約された価値観スペクトルの中でもある部分が欠けて暗線になっている事があって、この欠けた部分の吸収スペクトルが実は結構重要だったりする。あわよくば自分が発見して「その発想は無かったわ」と人から言われることを至上の喜びとするような、もっとそいういう楽しい人間が増えれば世の中きっと良くなるのにと教科書を読みながら思った。

ところでSTGは終わった。あとSTGは成長してないよね。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん