2020-03-27

最後の桜は見られない

今年、東京を離れる。人混みが苦手なので、名所の桜はよく知らない。ただ近所の桜の木のうち、ここは少し早く咲く。ここは他より長く咲く。そんなことしか知らない。

うまく仕事が見つかれば、また東京には来るだろう。でも、住まいの近くには多分来ない。来たとしても、こうやって待ちわびながら膨らむ蕾を見守ることは無い。

古い歌を思い出すが、あれは雪だっけ。でも週末は雪が降るんだっけ。多分、窓からしか見ないけれど。

近所の学校の桜はもう散り始めていて、玄関の前に花弁があった。いつもはここまで上がってこないのに。今年の桜はこの花弁だけを見るよ。綺麗な、綺麗なグラデーション。一枚の花弁を、じっと見つめた春でした。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん