2018-12-27

anond:20181227122122

サンスクリット語オームoの音写インド古来より神聖なる音声と考えられてきたもので、本来は、神々に対する呼びかけの間投詞であったが、やがて各種の呪句や真言の初めに付せられるようになり、それら呪句、真言密教に取り入れられたのに乗じて、仏教流入した。この音はa, u, maの3音節に分解できるので、3要素よりなるもの、たとえば天・地・空、熱・水・食物、ビシュヌ・シバブラフマーの3神などに配され、あるいはふたたび総合されて全一普遍実在ブラフマンアートマン象徴する聖音とされ、その念想によって実在への帰入、解脱が期せられることになった。仏教では、「阿毘羅吽欠」などのように密教真言や陀羅尼の初音として用い、帰命、供養のため、あるいは法身報身応身仏の三身意味するものとされている。

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