世の中には大声を出して相手を恫喝することを正しいと思っている人間がいる。
相手が意にそまないことをしたら怒鳴りつけ、悪罵を飛ばすことこそ正義だと思っている人間がいるのだ。そして怒鳴らせるお前が悪いと言う。
そういう人間とずっといると、人は人ではなく犬になる。いや犬以下になるのかもしれない。なにも考えられなくなり、怒鳴られなければ幸せだと思いこむようになる。まるで奴隷だ。
奴隷をかわいそうだと思ったことはあるが、なぜ常識が消える前に逃げなかったのかと思うこともある。そのせいで人生の半分をめちゃくちゃにされた身からして、彼を赦すことはできない。
とっとと死ねばいいのに。
ツイートシェア