たとえばこういう記事。
http://portal.nifty.com/2010/07/21/a/
裁断機で本を「のど」からばっさり切り落とし、オートドキュメントフィーダ(ADF)で全ページを片っ端から両面スキャンしてできあがり、な作業に関して、ちょっと言いたい。
そして、コレは全然必要ないのですが、薄く切り離された「背」の部分が、
http://portal.nifty.com/2010/07/21/a/img/010.jpg
こんな感じで割り箸みたいになってるのも楽しい!
いわゆる「背」の部分が何の躊躇もなく電子化の対象から外されている点について、ぶっちゃけそれってどうなんだと言いたい。スキャンした後で原本を捨ててしまったら、実物を再び手に取らない限り「背」を見る事は出来なくなってしまうんだけど、いいのかそれで。そういった部分にも作者や出版社の創意工夫が込められている場合は少なくないはずなんだが…。
少なくともこの時期に裁断機やADFを導入してまで手持ちの本を電子化したいという人は、書物に関しては普通の人よりも一歩踏み込んだ価値観を持っているはず。それでいながら、本棚に並んだときに本の「顔」の役割を果たす「背」を、「これは要らないんで捨てましょう」とあっさり言い切ってしまう感覚。俺にはちょっと受け入れがたい。
自炊なんて言葉使う奴らが一歩先の価値観を持っているだって?冗談はよしてくれよ。
少なくともこの時期に裁断機やADFを導入してまで手持ちの本を電子化したいという人は、書物に関しては普通の人よりも一歩踏み込んだ価値観を持っているはず。 それはどうだろ。 俺...