2010-07-08

どうしても消えてくれないもの。

決してお世辞を言わないタイプの人から美人だと言われる。

だから、私は美人な部類ではあるのだろう。

でも私は、どこにも属せない。

どこにも居場所がない。

しきりにそんなことを考えてしまう。

例えば、女性が何人かいて男性が何人かいる。

その場合、私には絶対に声がかからない。

私は絶対にちやほやされない。

私は絶対に可愛がられない。

私は絶対に優しくはされない。

だから、私は絶対に愛されない。

理由はわかっている。

私は本当は服になんて興味がない。

私は化粧にも興味がない。

私は女の子特有の華やかな、でも隙があるようなそんな感じを元々あまり持っていない。

私は「可愛いもの」に関する話に興味がない。

私は恋愛話もどうでもいい。

私は恋が楽しいとは思えない。

私は甘いものをスイーツということに虫唾が走ってしまう。

私はネイルなんて無駄だと思う。

私は誰が何をしていても、特に心は動かない。

私はそもそも、他人にそこまでの興味がない。

それが可愛くないから、私は敬遠される。

私は自分がちやほやされるべきだとどこかで思っている。

自分が一番になりたいとどこかで思っている。

そもそもそんな前提がどこかにあること自体絶対におかしい。

そんな態度が透けて見えるから、私は敬遠される。

周りを観た。

女の子特有の感じを出せるように、隙がある感じを出せるようにするにはどうすればいいか考えた。

人に興味がある振りをした。

おしゃれに興味がある振りをした。

はしゃいでいる、振りをした。

笑顔を絶やさないように努力をした。

そうするとちやほやされたこともあった。

でも、長続きはしなかった。

それは自分の中にないものだからだ。

どうしても我をおさえられない。

くだらないと思っているからだ。

どうしても、演じきれない。

演じるということは努力だ。みんなそんな努力をしているはずだ。

欲するなら、努力をすべきなのだ。

でもどこかでどうでもいいと思っているのだ。

ちやほやされている友人をみると、殺したくなってしまう。

こんなバカな女の、考えが甘くて何もわかっていない女のどこがいいのかと考えている自分気づき、後で自分が殺されたくなる。

ちやほやされている友人を見て

輪にうまく溶け込めないでいる自分を省みて

私はいつもいつも「誰かに求められること」を欲しているのだと気づく。

誰かに求められるためには

誰にでも優しくすればいい

誰にでも笑顔を絶やさずにいればいい

また、隙だらけで話しやすい雰囲気を作っておけばいい

あの子を見習えばいい

話すのが苦手なら、あの子を見習うのもいい

なのにできない。どうしても、できない。


どうしてもこの思いは消えてくれない。

どうやって消せばいいかも、わからない。

自分ひとりの世界で、自分に興味のあることにだけ没頭して他者と関わらずに生きていければどれだけいいだろう。

そうすれば私は、自分に自信を持てるのかもしれない。

いつもいつも、お前は劣等だと言われている気がする。

どうしても消えてくれない。

私は愛されない。

そして、私は愛することができない。

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