2010-07-02

重箱の隅

重箱の隅のそれを君は珍しいもののように語る。

その目は意気揚々としていて、

このすばらしさを君と共有したいんだという想いが、

ダイレクトに伝わってくる。

僕には重箱の隅のそれが、

重箱の隅におさまってしまう程度の価値にしかみえないのだけど、

それを言い出せずにだんまりを決め込んでいる。

言い出すと言葉の殴り合いになることは必然だからだ。

彼が重箱の隅のそれを

価値あるものと決め込んでいるのは彼の主観

僕が重箱の隅のそれを

価値のないものと決め込んでいるのは僕の主観

彼がその素晴らしさを説明できないのが悪いのか。

それとも僕がその価値のなさを証明できないのが悪いのか。

重箱の隅をつついてトラが飛び出てくるのを恐れて、

僕はこの不毛かどうかもわからない彼の説明を聞いている。

もどかしいったらありゃしない。

  • 素直に、よくわからなかったから、もうちょっとアイデアを練ってきて。でいいんじゃないの? 価値があるとかないとか そういう事じゃなくて 協力して、価値のあるものにする。 で...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん