2010-06-07

先週,のだめ後編をようやく見てきた。泣いた。

のだめを読んでいると、どうしても自分の状況を重ねてしまう。

音楽なんて全然関係のない世界だけど、同じ世界の先輩に対して憧れと好意が混ざって、追い付きたいけど追い付けなくて、小さなことで満足してしまって、でも今求められているのはとてもハイレベルなことで、傍から見れば小さな目標があるからこそ頑張れるけど、この世界で私はまったく無名だけど先輩はそれなりに名前も出ている凄い人で、認められるための結果が出せずにいる中で、先に他の人がその目標より凄いことを一緒にやってしまって、私は今の世界に入ったのはたった2,3年前だけど先輩や一緒に凄いことをやってしまった人はもっとずっと先にその世界にいるから当然知識も技術も段違いで、だからこそ自分自分でやるしかないって分かってるけど逃げの体勢に入ってしまって、劣等感と嫉妬に苛まれて、ひたすら凹むだけの時期を続けて、他の人がちょっと救いの手を差し伸べてくれて、代わりに先輩から逃避してしまって、でも正面から向き合わないとどうにもならないことも好意と憧れを分ける必要があることも分かっていて。

マンガ現実は違うと分かっていても。

私がまだ全然駄目なのは、のだめみたいに発奮してひたすら努力を重ねることができていないからということも、分かっている。

周囲からすれば莫迦みたいに幸せ環境にいるはずなんだから、打破できるくらい、頑張れれば良いのに。

ラヴェルの「ピアノ協奏曲ト短調」に合わせてパリの街がカラフルに装飾されていくシーンは個人的に震えた。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん