ゴールデンウィークに彼に会いに行った。
彼が友人と一緒に住んでいるという部屋は狭く、
さすがに自分まで厄介になるのは気が引けたので
結局当日でも予約できるホテルを探して2人で泊まった。
一緒に住んでいたころの思い出のバーやお店を
記憶をなぞるようにして巡った。
お金は全部私が出して、彼はただごめんと言うだけの繰り返し。
このゴールデンウィークで、少し距離を置いた状態で会う事で何かが変わると期待していた。
離れてみて初めて客観的に自分たちを見ると、ああ、終わってるなぁと思う。
彼がしきりにお金がないと言っていた事しか覚えてない。
遠まわしに助けてほしい、と言われているようでしんどかった。
彼の事が嫌いなわけじゃない。
多分、こんな風にダメにしてしまったのも私の責任だと思っている。
好きで好きで、必死に彼のためを考えてした事が
結局、彼を中途半端な甘えと怠惰から抜け出せない状態にしてしまった。
その責任を全部受け止める覚悟がなくて、
だらだらとただその時を楽しめる浮気相手に寄りかかってる。
彼は、あんなに才能に溢れた素敵な人だったのに。
私が介入したことで、きっとダメにしてしまった。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
自分のせいで周りの人を堕落させてしまった、とずっと悩んでた。 たけど、相手の側にも落ち度があったんだよな、という考えを頭の片隅に少しだけ置いておけるようになったら、楽に...