「小説を読んでいると頭よさそうに見えるけど、漫画を読んでる姿はそう見えない。」
もちろんこれはバカな話で、これに当てはまらない例なんてたくさんあるし、大体「頭がよさそう」と言うのがあほらしい。
ただ、失礼な話ではあるけど、それぞれの姿を見るとなんとなくこんな印象を受ける。何でだろうか。
どっちも内容はピンキリなのに、小説と漫画という、内容に関係ない分類でそういった差が生まれるのがどうもしっくりこない。
それで、最初に考えたのがページをめくる時間間隔。これは小説の方が漫画より長い。
この静止してる時間の長さと言うのが、頭がよさそうに見えるかどうかに大きく関わっているのではないか。
確かにペラペラめくってるよりは、じっと本に見入ってる姿の方が賢そうに見える。
次に、本の大きさや紙質も関係してるよなと思った。
これは根拠無いんだけど、文庫本サイズって、なんか「頭良く見えるサイズ」な気がする。
これが少し大きくなって新書や漫画の単行本サイズになると、それほどでもない。
さらに大きくなって雑誌とかハードカバーとかになっても、しっくりこない。
かといって豆本とか小事典みたいに小さければいいかというと、それも違う。
文庫本のサイズってのは、情報が丁度いい具合に詰め込まれているように見えるんだろうか。
あと、全体として小説の方が漫画より紙質いい気がする。これはあんまり関係ないか。見えないし。
カバーの有無もあるかな。カバーしてあると何の本か分からないし。難しい顔して読んでたらそりゃあ賢そうにも見えるか。
何でこんなこと考えたのか。自分が本を読む側だったらこんなのどうでもいいんだけど、自分が本を読んでいる人を見る側だったら、絵になる人を見るとほわーっとするので、それは何でだろうなあ、って感じだろうか。