2009-01-23

思い出ってさ

その出来事を覚えているのが自分だけで

その話題を話し合える・共有できる相手がいなくなってしまったら

もうそれを思い出として残している意味がないのでは?と,ふと思った.

他の誰も知らず,自分しか体験したり経験していないことが

過去本当にあったことだと,一体どうやって認識すればいいのだろう?

と考えたら過去の出来事が全部疑わしくなった.というよりなんとなく怖くなった.

学生の頃から独りでいることが多く,共有する相手がいないから,それすらも怪しい.

せめて自分が「いつも独りでいたよねー」と言ってくれる人がいればまだ救いだが…

過去の体験や経験があったから,今の自分があるのだと考えてみたけど

別にそれを覚えていなくても,今の自分は間違いなくあるだろうし,

過去に違う体験・経験や選択をした自分と比較することなどできないしな.

そうやって過去のことを共有していないと,それが本当に起きたことなのか

分からなくなるし,次第に忘れていってしまう.実際かなり忘れてるしな.

何かの拍子にふと思い出すこともあるけれど,それもすぐ忘れる.

だから周りの人が昔を思い出して「こんなことあったねー」「あの頃は良かったねー」と

延々と話しているのを聞いていると,過去にすがり付いているみたいで不快だったけど,

そういうのも大事で意味があるのかもしれないと思えてきた.

  • 思い出は,思い出している時には再加工されているから 厳密な意味で「正確な記憶」ってのはあんまり存在しないんだよね。 例えば, 気分がいい時にある思い出を思い出すと そのとき...

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