2008-11-23

HDD購入の戦略

自分用にメモしたものを、他の人も便利かもしれないので公開する。

外付けHDDの容量別安価商品GB単価表(価格コムデータを元に)

メーカ型番 容量 金額GB単価
BuffaloHD-CS320U2 320GB \6,98021.8
BuffaloHD-CS400U2 400GB \8,00020.0
IODATAHDCN-U500 500GB \8,29216.6
IODATAHDCN-U640 640GB \9,77015.3
BuffaloHD-CE750U2 750GB\12,58016.8
BuffaloHD-CE1.0TU2 1TB \14,48014.5
BuffaloHD-HES1.5TU2/F1.5TB\25,03216.7
IODATAHDC2-U2.0 2TB \29,80014.9

プラッタ容量に比例しないメカニカルな部分の関係で400G以下の低容量な製品GB単価が高くなってしまう傾向がある。それ以上の製品に関してはGB単価で考えれば大差ない。

価格コム商品毎に過去最安値の経緯も見る事ができる。それによると、主要製品は1年で半額以下になっていることがかる。(たとえば、HDCN-U500は2007年の約1年前は約2万ほどの値段だった。)以下の議論では1年間に半額になることを想定している。

値下げを見越した購入

普通の人の年間使用量が500GBだとする。使用容量は年辺り2倍になるとする。つまり来年は1GB使用する。

普通の人が今500GBの製品を購入すれば、1年後に使い切る。

そして追加で1TBの製品を購入する。その方が今1.5TBの製品を買うよりお得である。

現在の500GBの値段 約8500円 + 1年後の1TBの値段 7000円 < 現在の1.5TBの値段 約25000円

「場所が気になるから」と大容量を購入する戦略は正しくない。

場所が気になる人は1年後になったら500GBのを廃棄して1.5TBのを買えばいい。

現在の500GBの値段 約8500円 + 1年後の1.5TBの値段 約12500円 < 現在の1.5TBの値段 約25000円

もちろん500GBの物はヤフオクなどで売ってもよい。正直大した金額にはならないだろうが、下位製品は先述の理由で値段の下り方が緩やかである事が救いとなる。

最適容量を決めるのは「時間辺りの使用量」

普通の人の10倍のペースで使う人がいたとする。その人が500GBの商品を購入しても36日後には使い切る。そのとき500GBを廃棄して1.5TBを購入したとする。

現在の500GBの値段 約8500円 + 36日後の1.5TBの値段 約23500円 > 現在の1.5TBの値段 約2万5000円

これならば、最初から1.5TB製品を購入した方がよい。(500GBの中古品を7000円以上で売却できれば話は別だが、新品未開封でなければキビしいと思う)

使用量の多い人は大きめのを買っておくべし。

使用量の低い人は小さいのを買って買い変えろ。

という、ごくあたりまえの結論になる。

補足:使った分だけ払えれば……

先程の例で、場所を気にしないなら500GBを廃棄せずに、追加で1TBを購入してもいい。

現在の500GBの値段 約8500円 + 36日後の1.0TBの値段 約13500円 < 現在の1.5TBの値段 2万5000円

これなら3000円分お得になる。

一般に、

  1. HDDを一つ追加することによってHDDの値段以外の費用は生じない(電源、排熱、スペースを気にしない、等)
  2. GB単価がHDD容量によらず一定である
  3. GB単価は時間とともにさがっていく

という条件の元では「使うときに使うぶんギリギリの容量だけ購入する」のが効率的である。

「値下げされる」のが分かっているのに「使わない分」を購入するのは無駄である。

つまり、できるだけ小さい容量のものを購入すればいいという事になる。

実際には低容量品のGB単価は高い(一定ではない)し、小容量のHDDを大量に並べるのには場所に限度があるだろうし、消費電力やらも気になろう。しかし、この3条件を満しうる技術は既にある。それはオンラインストレージである。

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