2008-09-24

[]平凡な失恋

彼女笑顔に惚れた。

はにかみつつも、花の咲くような笑顔だった。

歳の割に恋愛経験が豊富とは言えない自分だけど、

頑張って作戦を練って彼女に近づき、

彼女と二人で一日過ごせたこともあった。

彼女がこれまで色んな辛い経験をしてきたことを知った。

少しだけ彼女の心に近づけたと思った。

昔のオトコ達との生々しい話に凹みつつも、

ますます彼女が好きになった。

彼女笑顔が好きだった。

彼女をもっと笑顔にしてあげたいと心底思った。

僕が彼女に好意を抱いていることは、

彼女も分かっていたと思う。

言葉の端々に僕の想いは滲み出ていたはずだから。

けれども、話せば話すほど、

彼女笑顔は減っていた。

話の内容が、より心の奥の方にまで及び、

気軽には話せないような過去まで

語り合っていたからかもしれない。

もちろん、他愛のない話も織り交ぜて、

二人で笑い合ったりもした。

彼女笑顔は本当に素敵だった。

彼女笑顔にできるなら、

道化に徹することもできると思った。

意を決して、昨晩告白した。

・・・惨敗だった。

もう会いたくないと言われてしまった。

彼女は、僕等の所属するコミュニティを離れると言った。

僕と彼女を繋ぐ糸は殆ど切れてしまった。

これから僕が彼女に再度近づこうとしても

彼女にとってはキモくて嫌な奴にしかなれそうもない。

そう分かりつつ、無様に再度言い寄ることも考えた。

自分の薄っぺらなプライドは、どうでもいい。

けれどもそう行動することで、彼女から、

あの素敵な笑顔を奪ってしまうと思うと動けなくなる。

しばらくは自分を切り刻むようにして暮らすことになりそうだ。

もうあのキュート笑顔を見ることはできないのだなぁ。


笑顔の素敵な君へ

僕には君を笑顔にする能力が足りなかったけれど、

君の人生に、その素敵な笑顔が数多く咲くことを願っています。

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